11/22/2011

Scarpa Instincto Parrot



新しくクライミングシューズ買っちゃいました。
スカルパのインスティンクト パロット。
どの服や鞄を見てもない、私が持っている唯一の"Made in Italy"。
以前インスティンクトのスリッパタイプを使っていたのですが
やっぱこれは良い。幅広の私の足にぴったり。
そして何といっても中の生地が柔らかく足入れ抜群!気持ちいい!
きつ過ぎないサイズにしてルート用。
ガンガン登っても足が痛くならない。
スリッパタイプは履き廃れてくるとヒールフックが出来なくなってきたが
今回は紐!調節可能!
今のところこれが一番自分の足に合ってる靴かな。

11/12/2011

EL CAMINO DE SANTIAGO -day 1-

 Logroño to Azofra  

ログローニョの街を抜け広い森林公園を歩いていく
緑が多く気持ちが良い。
足取りも快調だ。
森の中を歩き、ダムに横を通り、ブドウ畑を歩いていく。
リオハ県は世界にも知られたワインの名産地。
どこもかしこもワイン畑が広がっている。
1日歩き続けてヘトヘトになったところ、国道を横切るときに見た看板に
ログローニョまで24kmと書かれていたのを見て気づいてしまった。
車で行ったら30分も無いのか!


今日は初日から色々あった。
夕食に出かけようとアルベルゲを出て歩いていると、後ろからコンニチワ!の声。
振り返るとスペイン人のおばさんが手を振っている。
続けて日本人デスカ?それも妙に流暢だ。
そのまま立ち話をすると彼女はもうかれこれ38年程日本に住んでいるらしい。
結局夕食後、彼女のお宅に招かれて地下にあるワイン倉から数杯のワインをいただく。
彼女の友人もこちらがスペイン語を話せるとわかると勢いよく話しかけてくれた。
今晩ここの近くの村でワイン祭りをやってるんだ。一緒に行こう。
一度疲れてるし、明日もあるから断ったものの
そのまま車に乗ってお祭り会場へ。
それは小さな村の小さな広場で行われていた各ワイン倉のワインを無料で飲める
試飲会のようなものだった。
これで今日はよく眠れるわね。明日はゆっくり起きて、ちょっとだけ歩けばいいでしょ?
彼女が言う。
何でも思ったことは素直に言う気持ちのいいおばさんだった。
何で日本人と結婚したんですか?の質問に
ダマサレタのよ!に口に含んでいたワインを吹きそうになったのを覚えている。


本日歩いた距離 35km       サンティアゴまで残り 576km




ログローニョの街を抜けるとすぐ森林公園を歩く。

丘の上にあったスペインらしい看板

リオハ県は一面ブドウ畑が広がっていた。

こっそり食べてしまおうか迷ったがそこはやめておいた。

カミーノ沿いにある小さな村の路地で

道の向こうそのまた向こうを目指して歩いていく

村のワイン祭りにて

スペインでは子供たちも眠らない。



11/05/2011

EL CAMINO DE SANTIAGO -the day before-



学校の授業と試験の関係や親しい友人を訪ねドイツに行っていたりで
充分時間が取ることができなくなってしまったため
考えていた出発地点のサン・ジャン・ピエ・ド・ポーを諦め少し距離を縮める。
出発地点を牛追い祭りで有名なパンプローナの町からさらに西へ行ったところ
リオハ州にあるワインの町ログローニョへ向かう。


バスステーションから歩き市内中心へ。黄色い矢印はまだ見当たらない。
町のツーリストオフィスで地図と巡礼者用の宿泊所の場所を教えてもらう。


この町にはいくつか宿泊所があるようだが、教会に隣接したものを見つける。
玄関の前でここが本当にそうなのか躊躇していると2階のテラスから
アルベルゲならここであってるよ!と他の巡礼者が顔を出して言った。


中に入り迎えてくれたのはイタリア人の女将さんとフィリピン人の手伝いさん。
二人ともやさしく、おしとやかな人だ。
最初英語で説明を受けていたが僕がスペイン語を話すと大きく笑顔を浮かべて言った。
Buenvenido! ようこそ!


ここの宿泊所は無料の上、夕食までご馳走してくれる。
夕食後、隣の教会にて巡礼者用のミサを行うというので参加することに。
巡礼者の国籍は様々。
ドイツ、フランスが圧倒的に多いがイタリア、オランダ、韓国、、、
ミサの後、巡礼者手帳にひとつ目のスタンプを押してもらう。
明日からいよいよ始まるEL CAMINO DE SANTIAGO


距離は短くなったもののそれでも600km以上はある。
残された時間は25日。少し急ぎ気味の工程になりそうだけどしっかり歩いて行こう。
怪我の無いよう祈るばかりだ。
さあ寝よう。いやもう眠い。夕食に飲んだワインが効いている。


アルベルゲ前の黄色い矢印。ここから旅が始まる。




広場で音楽隊がラテン音楽を奏でていた。



ログローニョにあるカテドラル。

10/19/2011

Speedometer at Boogaclub

 Oct/8/2011


Blue Note Tokyo で 日本が世界に誇る”King of Diggin" ことDJ MURO と
ライブを行ったFUNKバンド"SPEEDOMETER"がBoogaclubに来ていたので観に行ってきました。


しかしスペイン人の集まりは相変わらず悪いです。時間通りに現地に着いても誰もいない。
本当に今日来るのか、中止になったのかと疑うほどでした。
結局始まるまでにはほぼ満員になったものの、1時間ほど遅れてから集まり始めるだなんて。


新旧譜、Kool & The gang/Let The Music Take Your Mind カバーものなどなど含めて3時間ほど。
いやービールがうまかった。


Blue Note Tokyo のときは入場料6000円くらいだったのに、こっちでは12€。
ヨーロッパはコンサートが安くていいですね。


コンサート後、物販していたオルガン担当の人と東京についてちょっぴり話して、
Blue Note Tokyo は楽しかったよ。DJ MUROはすごかったし、日本人はすばらしいファンが多いね。と仰っておりました。




Photos: refer from boogaclub official site


Speedometer/ Love and a Friend


Speedometer/At the speakeasy/Work it out

10/16/2011

聖地サンティアゴ巡礼 世界遺産を歩く旅



日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会より公式ガイドブックが出版されています。







このガイドブックは、友の会の情報を集約した、
フランス人の道、アラゴンルート、フィステーラ~ムシアルートを対象に、巡礼道の情報を始め、各町村の見所や、宿泊・食事などの情報、簡単なスペイン語会話集などで、これからカミーノに向かわれる方のための情報が満載です。


詳しくは日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会公式ホームページで。


しばらくほったらかしにしていた間、巡礼を無事終えました。他にもクライミングしたり、ヨーロッパの違う国を旅行したりと何かと充実しております。


追々ブログも更新していきます。

7/05/2011

Metropol parasol

セビリアに美しい建造物がありました。世界最大の木造建築だそうです。
観光名所になるかどうかわかりませんが、時間のある方は寄ってみてください。




詳しい内容と内部や上空からなどの豊富な写真はこちらのサイトを参考に。
http://labaq.com/archives/51665475.html

7/03/2011

Sevilla Feria de Abril 2011

5/7-8にかけてスペイン三大祭りのひとつセビリアの春祭りに。
色鮮やかに装飾された照明とカセタと言われる臨時のステージが広大な土地に数百個あり
プライベート、パブリックと別れている。
旅行者用のパブリックカセタに入るとそこにはすでにビールやワインを片手に手を叩き、踊り、水を得た魚のようにフラメンコ音楽に合わせて体を揺らせては情熱の国スペインらしさみせて、そこにいる人々の誰もが笑顔に溢れていた。











5/26/2011

Crystal Fighters

スペイン最大級の野外音楽祭F.I.B(Festival Internacional Benicassim) にも出演が決まっている。


At home


Xtatic Truth



5/23/2011

Festival de los patios

2011/5/14-15 Festival de los patios en Córdoba

コルドバで毎年行われているパティオ祭りへ。
天気は暑いくらいの快晴で気持ちがいい。
この祭りは一種のコンペティションで、多くの花々で見事に飾られている一般のお宅の
パティオ(中庭)を無料で見学することができる。
心なしか街中いい香りに包まれているようだった。
春の陽気の中、古都コルドバの街並みに咲く花々、美しき花の都はここにもあった。












5/19/2011

大志を抱け!

総勢10人程でわいわいといつものAlfacarでクライミング。
街中も日差しが強いが山の上はもっと強い。
日焼け止めを持ってくるべきだった。
2本ほどアップしたあとSector Dablamにて
4ッ星のCaricias de Coral(6b)をオンサイトトライしてみる。
半分までハングのあと垂直壁のなかなか長いルート。
古賀志山のカモシカハング(5.11a)を思い出した。
ハングの間ヌンチャクをかけ、ロープをかけとしている間に腕が使い物にならなくなってきた。
結果ハングの抜け口でフォール。
Alfacarでいろいろ6bを登ったが、これ同じレベルですか?ってほどいままでとは違う。
ホールドは悪くないがカモシカハングよりも難しい気がする。でも6bって。
さすがの4ッ星いい課題だ。
充分休憩したあと2本目をトライ。
ハングを抜け、トップ手前でフォール。
よく見ればガバがあるじゃないか。
次はいけるなと思いつつ他の場所へ移動。
トライしてみろと言われ、Mahoma Filemón(7a)を触ってみる。
手も足もホールドがいままでと全然ちがう。細かい!薄い!
トップまでいけず無残にも敗退。
腕の力は充分だ。だけど足の使い方が悪い!とお叱りに近いアドバイスを受ける。
久しぶりに限界以上のルートにトライできた。やっぱり楽しい。
このあたりの初級と中級の差を早く乗り越えたい。
このルートを目標に頑張ろう。


Caricias de Coral(6b)


Sector Dablamは6台の宝庫。何本も星付きルートがある。


日向は日差しが強い。木陰が気持ちいい。

5/17/2011

Lori Meyer / Mi Realidad

Lori Meyer / Mi Realidad

Carnaval de Cádiz

2011/3/5-13


アンダルシアの海沿いにある小さな町カディス
そこにあったのは青い空と海に、白い街並みが美しいコントラストとなって
カーニバルで歌い踊る人々をいっそう輝かせてみせた。
期間中大人も子供も眠らない。
この街の、一年で一番大きなイベントは街全体を飲み込み
夢の中にでもいるような気分にさせた。


続く青い空と白い家々
ここのすぐそばにあるカレータビーチに沈む夕日も格別だった。


トラックの荷台に乗って歌いながら街を巡る


歌い、踊り、カーニバルは続いていく。


地元民もツーリストも誰もが変装をしている。


夜のカテドラル前、一番の賑わいをみせた。

5/10/2011

Las Fallas,Valencia

2011/3/12-20

スペイン3大祭りである火祭りファジャスを見るために夜行バスに乗って
パエリア発祥の地、バレンシアへ
街のいたる交差点にファリアと呼ばれる大きな人形が置かれていて
大人も子供も通りでは四六時中爆竹で遊んでいる。

祭りの起源は3月19日サン・ホセの日に
聖ヨセフが大工だったことから大工たちが古い木材を集めて焚き火をしたことから始まったそうだ。

祭りの最終日、それらの人形に火が放たれる。
住宅街の中心だろうがお構いなしに轟々と燃えるファリアと、合わせて打ち上げられる花火。

街の中心、カテドラル前のビルヘン広場では大きなマリア人形があり民族衣装をきた人々が
音楽隊と共にいくつもの花束を抱えて行進してきてはその花をマリアに捧げていく。

バレンシアにはF1の市街地サーキットがある。



着物を着たファジャを発見!


あれもこれも最後には燃えて無くなる。生き残るのは人気投票で1位のものだけ。


個人的に一番好きだったもの。これも燃えて無くなった。









4/30/2011

キリスト復活祭 -Procesion-

4/17-24までの1週間、キリスト教の復活祭がスペイン各地で行われていた。
グラナダ、セビリアはのそれは有名らしく、いままでにないほどグラナダは活気づいてた。
Tronoと呼ばれる神輿のようなものがいくつもあり
ひとつひとつにキリストの生涯を描いたような像が飾られている。
古いもので17世紀に作られたものまであるようで
そのTronoと一緒にPentientesといわれる独特な格好をした人々が
行進しながら街を周る様子は圧巻。
熱心なキリスト教徒にとっては大切な行事のようで、それらを見ては泣き始める人もちらほら。
おすすめはSilencioと言われるもの。深夜にスタートし灯りは消され私語禁止。
静寂の中ゆっくりと進んでいくTronoを見ていると異国文化を感じることができる。
この復活祭時期はかならず雨が降ると言われ
前の週まで35℃を超す日照り続きだったにもかかわらず今年も例外なく雨が降った。











4/21/2011

Japón Solidalidad Festival

こんなポスターを発見!
なんだかよくわかりませんが音楽とダンスがあるみたい。
日本への復興支援なのですかね。
とりあえず5/12(木)はイザベルカトリカ劇場へ行くしかない!

4/16/2011

スペイン音楽 Cancion de España

スペイン音楽についての授業が行われた。
授業中に紹介されたものをいくつか残しておきます。

Chambao - Papeles Mojados

Manu Chao - Clandestino

EL Canto del Loco - Volvera con Alejandro Sanz

Waka Waka (This Time for Africa) (The Official 2010 FIFA ...


授業の内容は歌を聴いて歌詞を書き出し
歌詞の内容についてみんなで話し合うというもの。
かなり難しくまったくできませんでした。

最後のものはおまけです。
2010年サッカーワールドカップはスペインが優勝しましたよね。
見ていた方は聞いたことがあるのかもしれませんが
授業中、え?誰ですか?なんて聞いたら
えええ!?知らないなんて信じられないとみんなから非難されたので
知らない人は今知っておいてもいいかも。
ワールドカップ日本戦なら見ていたのですけどね。知りませんでした。

4/13/2011

アルハンブラと花とビールと音楽と

グラナダはいま春なのか夏なのか、すでに真昼は30℃を軽く超える日も。
湿度がない分日本よりそれほど暑さは感じない。
そんな中土曜はペガラハールでボルダリング。
La Estrecha(5) Firti firti (6a+) 他1本グレードのついてないものを落として(6a+よりは上だと思う)
日曜、疲れをいやしに家の近くのガリシア・ロルカ公園の芝生の上で日向ぼっこ。
と思いきや日差しが強すぎて日陰に避難。
ほてったところでアルハンブラ宮殿のふもとでビールを一杯。
あまりお酒の強くない身としては日本の辛口よりもヨーロッパの薄口がいい。
日が落ちてくると気温もちょうどよく気持ちがいい。
ここに着いた頃にはなかった花々も咲き始めている。
アルハンブラ宮殿を見ながら花の香りと路上パフォーマンスの音楽を聴きながら
ビールを一杯、生ハム付きでいただくなんとも贅沢なひととき。

暑くもなく寒くもなく体温と外気温が同じかと思うような感覚。 なんとも気持ちのいい日曜の午後7時頃
ビールにタパス(パンと生ハムひとかけ)で2€。 グラナダの物価はとにかく安い。

4/08/2011

ブラックウィングさんによろしく。

いままで履いていたスカルパ、インスティンクトさんのつま先に穴が開いてしまったので
新しいクライミングシューズを購入。
ファイブテンのブラックウィングさん。
思えばインスティンクトさんには大きく成長させてもらいました。
いつもの古賀志山だったり塩原行ったり、御岳、伊豆城山行ったりしましたね。
それからスペインでもいままでずっとお世話になりました。
5.10c登れた記念あたりから一緒に駆け抜けましたね。
ありがとうございました。
お疲れ様でした。
ブラックウィングさんとはまだちょっとギクシャクしていて、間にビニールさんが必要なので
もう少しばかりお付き合いください。

スペインではファイブテンが今頃入荷したばかり。おまけしてもらって100€




FIVE-TEN BLACKWING

4/05/2011

タルヘタ申請

スペインに着いて1ヵ月以内にタルヘタと言われる学生証の申請をする必要があります。

建物の名前はわかりませんが、警察署ではありませんので注意を。

場所: Calle San Agapito
バスで1番線に乗れば近くまで行きます。

営業時間
月-木 9:00-17:00
金 9:00-14:00

入口にて持ち物検査あり。







必要なもの 大使館から戻された書類
残高証明
入学証明書
健康証明書
無犯罪経歴証明書
旅行保険証明書
パスポート
証明写真3枚

現地でもらった申請用紙に記入し、申請料10.20€を銀行にて支払う。

申請を終えてから1ヵ月程でタルヘタが出来上がるので取りに行く。

4/03/2011

必要なのは危機感か思い切りか?

Alfacarにクライミングへ
出発は2時集合で遅め
サマータイムもあって最近は9時頃でもまだ太陽は沈まない。
スペインの日中はすでに夏のような陽気で半そででも暑い
この分だと本当の夏が怖い。
前回のポイントよりもっと山の上のほうへ
上のほうは風が強く少し寒かった。
すいませんがカメラを忘れたので今回写真は無し。
僕が持っているガイドブックは古いようで情報もなし。
登った感じ6a,6bあたりを2本登る。
ガバだらけで難なく
一本目はフラッシュ
二本目はオンサイト
足の使い方を、次の手を考えながらゆっくりと登る
そのおかげでまったく落ちる気がしないし腕も全然疲れない。
よしよしこの感じだ。
グレード低めでも学べることはいっぱいある。
このグレードが限界の女の子が、上に行くと怖いというのを聞いて
怖い、怖いと思うと体は硬くなる、もっと気持ちで登るんだよと
アドバイスをして思った。
必要なのは危機感か?それとも落ちてもロープがあるし例え次がとれなくても
思い切って手をだす気持ちか?
いやきっと気持ちだ。
今回はその2本だけのウォーミングアップで終わったけどいい勉強になった。

3/28/2011

Discoteca: EL Camborio

サクロモンテにある白い洞窟のナイトクラブ、カンボリオ EL Camborio
中は2階建てで2階には大きなテラスがありそこから黄金に輝くアルハンブラ宮殿が見える。
1階部分はスペイン音楽、2階はアメリカ音楽。
ラジオの音楽チャートで流れてるような"流行り"の音楽って感じだった。
それほど大きくない場所にぎゅうぎゅう詰めに人が入っている。
フラットメイトのアメリカ人女性たちと行ったものの
驚いたのは次から次へと彼女たちに声を掛けてくる男性陣。
そういったものに免疫がないわけじゃかったが
あまりにも多く、あまりにもわかりやすく、並んでいるかのようで
日本との違いをそんなとこに垣間見た。
たとえ僕がスペイン語を流暢に話せたとしても、そういう行動は一生出来ないだろうな。
スペイン女性と話したくても、どうすればいいかわからない。
帰りがけにそんなことを言っていると
日本語も英語も使っちゃダメ!もっとスペイン語でどんどん話しなよ!とお叱りを受ける。
はい。
そういえば日本人相手だってどうすればいいかわからないんだった。と思い出す。
留学中に恋人ができて結婚しちゃう人ってすごい。
ここの音も客も今風すぎて馴染めなかった。
瓶ビール一杯が12€っていうのもゆるせない。


3/22/2011

東北地方太平洋沖地震について

私なんかが今回の地震についてなんて言っていいかわかりませんが

スペインでも連日のように新聞やテレビで日本のニュースが流れています。
通りでは日本人の方を筆頭に街頭募金活動も行われています。
私自身、今日まで祖父の安否が取れない状況でした。
幸い、祖父は元気で家の近くの病院にいるそうです。
原発の心配もあり、計画停電の実施などまだまだ普通と言われる生活をするには
時間がかかりそうですがどうか希望や思いやりを捨てないで下さい。


3月11日
授業中にスペインのホテルで働く友達からメールが入る
日本で大きな地震があったみたいだけど家族は大丈夫?
メールを読んだものの地震か。日本はよくあるからね。と完全に他人事でそのまま授業を続ける。
だんだんそのニュースを知った他の先生や生徒達が騒ぎ始め
ん?なんなの?とインターネットを見ると地震で崩壊した街と燃えている家々、
津波に街が飲み込まれる映像を目の当たりにする。
この時点でようやくこれはただ事ではないことに気づく。
すぐ家に電話しても繋がらない。何度も何度も電話しても一向に繋がらず
『現在システムが故障しているか、電源が入っていないためかかりません』とNTTのアナウンスが流れる。
いままでに聞いたことのないアナウンスに驚き、焦る。
学校のパソコンでは日本語表記が出来ないため家族にメールをするもののdaijyoubu desuka dennwa kudasai のように。
授業は途中で抜けて、家に帰って自分のパソコンでニュースを見る。
Ustream,Facebook,mixi,などなどあらゆる手段で状況を確認するも家族の安否が取れないまま。
情報が少ない分不安が強まる。
しばらくして、家族からのメール
みんな大丈夫です。でも家の中はぐちゃぐちゃです。にとりあえず一安心。
この連絡が取れない時間は地獄のような時間だった。
待つ他なにもできず、ただひたすらに恐ろしいニュースを食い入るように見ているだけ。
色々なことが頭をよぎり、最悪のケースが頭に浮かんでは打ち消す。
病院に入院していた祖父とはまだ連絡が取れないと聞かされる。 
日に日に増していく死者数と行方不明者数。
今日までいろいろな人が心配して声をかけてくれた。
海外に住む友人や学校の先生や他の生徒はもちろん、レストランの店員やバスで乗り合わせる人も
日本人か?家族や友達は大丈夫か?と。
複雑だった。祖父と連絡が取れないことを言えるのか。
言ってどうする。oh....といって悲しそうな顔をされるとさらに悲しくなる。
ときどき嘘までをついた。みんな元気だよ。ありがとう。
あれから10日経ってようやく祖父と連絡が取れて、いま一安心できる。

スーパーの品薄状態、ガソリンもない、余震も続いている。
元いた会社の社屋も半壊しているようなのでいろいろ心配事は尽きないが
世界中の人々がこの状況における日本人の行動に尊敬しているし応援している。
スペインサッカーの試合開始前にも
私達は日本と共に戦っています。という大きなフラッグが掲げられています。
バレンシアの闘牛場前で募金活動も行われています。
私もささやかながらインターネットより支援募金をさせていただきました。
日本は必ず復興できる。そしてさらに強くなれる。そう信じています。


いま現在でも家族や友人と連絡が取れない方もいらっしゃると思います。
どうか本当に希望を捨てないで下さい。
また今回の地震の被災に心からお見舞い申し上げます。


3/08/2011

あきらめない心と危機感

土曜日は再びアルファカールへクライミングに。
今回のポイントはSector Al Kaeda (セクトールアルカイダ)
名前はなんだかわからないが(6c+)を触る。
ヌンチャクを掛けてもらってフラッシュトライ。
途中のガバで入念なオブザベをしながら登っていくも核心部でフォール。
いやーおしかった。下部は足を使ったハイリーチもので
核心部は薄スローパーから指2本ポケットにつなぐ、剥がされそうになるバランス系。
これ楽しい!休憩してもう一本トライ!
が、核心部でまたもフォール。
あきらめない心が足りなかった。ポケットに指を入れた瞬間あ、ダメかもと思ってしまった。
いや、でも次はいける!ってことでまたもや宿題です。
Politica terrorista/6c+
Sector Dablam の裏側


勉学の方は、楽しかった個人授業も実のところ1週間で終わっていて
上のクラスに戻り同じ内容を繰り返す。
大丈夫、今度はそこそこついて行ける。
癖のある過去形の中から3つを学び、未来形を学び、ボキャブラリーも少しづつ増えてきた。
そして今週からもう一段上のクラスへ。
いまだ”クラスで一番出来ない子”の座は死守している。
いつになったらこの呪縛から解かれるのだろう。
日本人は落ち着いてて、発言はあまりしないのよね。と先生が言う。
確かにそれもありますけど、発言したくても言葉が出てきませんよ先生。
まっ、それくらいの方が危機感があっていいのかも。