3/28/2011

Discoteca: EL Camborio

サクロモンテにある白い洞窟のナイトクラブ、カンボリオ EL Camborio
中は2階建てで2階には大きなテラスがありそこから黄金に輝くアルハンブラ宮殿が見える。
1階部分はスペイン音楽、2階はアメリカ音楽。
ラジオの音楽チャートで流れてるような"流行り"の音楽って感じだった。
それほど大きくない場所にぎゅうぎゅう詰めに人が入っている。
フラットメイトのアメリカ人女性たちと行ったものの
驚いたのは次から次へと彼女たちに声を掛けてくる男性陣。
そういったものに免疫がないわけじゃかったが
あまりにも多く、あまりにもわかりやすく、並んでいるかのようで
日本との違いをそんなとこに垣間見た。
たとえ僕がスペイン語を流暢に話せたとしても、そういう行動は一生出来ないだろうな。
スペイン女性と話したくても、どうすればいいかわからない。
帰りがけにそんなことを言っていると
日本語も英語も使っちゃダメ!もっとスペイン語でどんどん話しなよ!とお叱りを受ける。
はい。
そういえば日本人相手だってどうすればいいかわからないんだった。と思い出す。
留学中に恋人ができて結婚しちゃう人ってすごい。
ここの音も客も今風すぎて馴染めなかった。
瓶ビール一杯が12€っていうのもゆるせない。


3/22/2011

東北地方太平洋沖地震について

私なんかが今回の地震についてなんて言っていいかわかりませんが

スペインでも連日のように新聞やテレビで日本のニュースが流れています。
通りでは日本人の方を筆頭に街頭募金活動も行われています。
私自身、今日まで祖父の安否が取れない状況でした。
幸い、祖父は元気で家の近くの病院にいるそうです。
原発の心配もあり、計画停電の実施などまだまだ普通と言われる生活をするには
時間がかかりそうですがどうか希望や思いやりを捨てないで下さい。


3月11日
授業中にスペインのホテルで働く友達からメールが入る
日本で大きな地震があったみたいだけど家族は大丈夫?
メールを読んだものの地震か。日本はよくあるからね。と完全に他人事でそのまま授業を続ける。
だんだんそのニュースを知った他の先生や生徒達が騒ぎ始め
ん?なんなの?とインターネットを見ると地震で崩壊した街と燃えている家々、
津波に街が飲み込まれる映像を目の当たりにする。
この時点でようやくこれはただ事ではないことに気づく。
すぐ家に電話しても繋がらない。何度も何度も電話しても一向に繋がらず
『現在システムが故障しているか、電源が入っていないためかかりません』とNTTのアナウンスが流れる。
いままでに聞いたことのないアナウンスに驚き、焦る。
学校のパソコンでは日本語表記が出来ないため家族にメールをするもののdaijyoubu desuka dennwa kudasai のように。
授業は途中で抜けて、家に帰って自分のパソコンでニュースを見る。
Ustream,Facebook,mixi,などなどあらゆる手段で状況を確認するも家族の安否が取れないまま。
情報が少ない分不安が強まる。
しばらくして、家族からのメール
みんな大丈夫です。でも家の中はぐちゃぐちゃです。にとりあえず一安心。
この連絡が取れない時間は地獄のような時間だった。
待つ他なにもできず、ただひたすらに恐ろしいニュースを食い入るように見ているだけ。
色々なことが頭をよぎり、最悪のケースが頭に浮かんでは打ち消す。
病院に入院していた祖父とはまだ連絡が取れないと聞かされる。 
日に日に増していく死者数と行方不明者数。
今日までいろいろな人が心配して声をかけてくれた。
海外に住む友人や学校の先生や他の生徒はもちろん、レストランの店員やバスで乗り合わせる人も
日本人か?家族や友達は大丈夫か?と。
複雑だった。祖父と連絡が取れないことを言えるのか。
言ってどうする。oh....といって悲しそうな顔をされるとさらに悲しくなる。
ときどき嘘までをついた。みんな元気だよ。ありがとう。
あれから10日経ってようやく祖父と連絡が取れて、いま一安心できる。

スーパーの品薄状態、ガソリンもない、余震も続いている。
元いた会社の社屋も半壊しているようなのでいろいろ心配事は尽きないが
世界中の人々がこの状況における日本人の行動に尊敬しているし応援している。
スペインサッカーの試合開始前にも
私達は日本と共に戦っています。という大きなフラッグが掲げられています。
バレンシアの闘牛場前で募金活動も行われています。
私もささやかながらインターネットより支援募金をさせていただきました。
日本は必ず復興できる。そしてさらに強くなれる。そう信じています。


いま現在でも家族や友人と連絡が取れない方もいらっしゃると思います。
どうか本当に希望を捨てないで下さい。
また今回の地震の被災に心からお見舞い申し上げます。


3/08/2011

あきらめない心と危機感

土曜日は再びアルファカールへクライミングに。
今回のポイントはSector Al Kaeda (セクトールアルカイダ)
名前はなんだかわからないが(6c+)を触る。
ヌンチャクを掛けてもらってフラッシュトライ。
途中のガバで入念なオブザベをしながら登っていくも核心部でフォール。
いやーおしかった。下部は足を使ったハイリーチもので
核心部は薄スローパーから指2本ポケットにつなぐ、剥がされそうになるバランス系。
これ楽しい!休憩してもう一本トライ!
が、核心部でまたもフォール。
あきらめない心が足りなかった。ポケットに指を入れた瞬間あ、ダメかもと思ってしまった。
いや、でも次はいける!ってことでまたもや宿題です。
Politica terrorista/6c+
Sector Dablam の裏側


勉学の方は、楽しかった個人授業も実のところ1週間で終わっていて
上のクラスに戻り同じ内容を繰り返す。
大丈夫、今度はそこそこついて行ける。
癖のある過去形の中から3つを学び、未来形を学び、ボキャブラリーも少しづつ増えてきた。
そして今週からもう一段上のクラスへ。
いまだ”クラスで一番出来ない子”の座は死守している。
いつになったらこの呪縛から解かれるのだろう。
日本人は落ち着いてて、発言はあまりしないのよね。と先生が言う。
確かにそれもありますけど、発言したくても言葉が出てきませんよ先生。
まっ、それくらいの方が危機感があっていいのかも。

3/04/2011

グラフィティという名の芸術2

月曜日、アンダルシアの祝日だったため学校はお休み。
ボルダリングに行く予定だったが友人が体調不良のためキャンセルに。
変わりにシエラネバダ山脈でも歩きに行こうと思ったが、時すでに遅し。
近くのバス停でシエラネバダへの行き方を聞くものの
ここからは出ないよ。バスターミナルに行かなきゃ。と、
この時間から行くの?って顔して言われた11時頃。
山脈行きのバスは8時頃しかないらしい。
しかたないのでアルハンブラ宮殿周辺を街歩きする。
いままで歩いたことのなかった宮殿のある丘の西側を歩いてみると
新しいグラフィティに出会った。

白いワンピースを着た小さな女の子。その顔にどことなく安らぎを感じる。

家の壁一面に描かれたグラフィティ。日本では許されないだろうな。

何を覗いているのだろう。彼女の見る先には日の光が差している。

いまにもメロディーが聞こえてきそうだ。

色使いと眩しい笑顔が印象的。彼女が持っているのはキャンディー風に落書きした駐車禁止マーク。

3/02/2011

クライミング @ Alfacar

スポーツクライミングをしにアルファカールへ
グラナダ市内から8km。
駐車場からのアプローチ10分。場所によっては0分!
11時出発ながら充分楽しめました。

グラナダから一番近い岩場、アルファカール
Sector Cueva


今回のポイントは美しいハングがあるSector Cueva
まずはウォーミングアップにハングの隣にある垂直の壁 Noche de Plata (6b) に取り付く。
難なくオンサイト!
次に勧められて左手、指アンダーポケットから始まる Un soplo de Libertad (7a)
オンサイトトライするもフォール。
何度かトライしても核心部、左足キョンでマッチアンダーから左手をクロスで横カチを取りにいき、
さらに送って高めに位置する4手目の横ポケットガバに届かない。
触っても掴めない。足を上げようにもちょっとした鍾乳石のようでツルツルすべって足がない。
一緒にいった友人は同じスタンスから難なく登る。
それってリーチ核心じゃないの?と心の中でつぶやく。
でも7aだし、なにかあるはずですよね。宿題です。
そこの核心部以外は問題ないし、途中から6bに合流なのでお勧め。
しばらくトライするもよれてきたので気分転換に左端の
El mejor regalo es un hermano (6a+)をオンサイトトライ。
どこ触ってもガバなのでとりあえずオンサイト達成。
その後も楽しく6aあたりを登る。しかし腕が疲れてきた。
もっと足の使い方を学んでレストポイントでしっかりレスト出来るようにならないといけませんね。

Sector Cueva     左: Un soplo de Libertad(7a) 右: Noche de Plata(6b)
終了点はどこもボルトがうってあるだけなので掛け替えが必要

どんなグレードだって全然楽しい!

Sector Cueva からの眺め

Sitio: 
Sector Cueva en Alfacar
Resultado:
Noche de Plata (6b)  OS
El mejor regalo es un hermano (6a+) OS