学校の授業と試験の関係や親しい友人を訪ねドイツに行っていたりで
充分時間が取ることができなくなってしまったため
考えていた出発地点のサン・ジャン・ピエ・ド・ポーを諦め少し距離を縮める。
出発地点を牛追い祭りで有名なパンプローナの町からさらに西へ行ったところ
リオハ州にあるワインの町ログローニョへ向かう。
バスステーションから歩き市内中心へ。黄色い矢印はまだ見当たらない。
町のツーリストオフィスで地図と巡礼者用の宿泊所の場所を教えてもらう。
この町にはいくつか宿泊所があるようだが、教会に隣接したものを見つける。
玄関の前でここが本当にそうなのか躊躇していると2階のテラスから
アルベルゲならここであってるよ!と他の巡礼者が顔を出して言った。
中に入り迎えてくれたのはイタリア人の女将さんとフィリピン人の手伝いさん。
二人ともやさしく、おしとやかな人だ。
最初英語で説明を受けていたが僕がスペイン語を話すと大きく笑顔を浮かべて言った。
Buenvenido! ようこそ!
ここの宿泊所は無料の上、夕食までご馳走してくれる。
夕食後、隣の教会にて巡礼者用のミサを行うというので参加することに。
巡礼者の国籍は様々。
ドイツ、フランスが圧倒的に多いがイタリア、オランダ、韓国、、、
ミサの後、巡礼者手帳にひとつ目のスタンプを押してもらう。
明日からいよいよ始まるEL CAMINO DE SANTIAGO
距離は短くなったもののそれでも600km以上はある。
残された時間は25日。少し急ぎ気味の工程になりそうだけどしっかり歩いて行こう。
怪我の無いよう祈るばかりだ。
さあ寝よう。いやもう眠い。夕食に飲んだワインが効いている。
アルベルゲ前の黄色い矢印。ここから旅が始まる。 |
広場で音楽隊がラテン音楽を奏でていた。 |
ログローニョにあるカテドラル。 |
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